百十余の歴史を持つ年岩手県指定無形民俗文化財の倉沢人形歌舞伎を観ることが出来た!
花巻市東和町の倉沢にある倉沢人形歌舞伎伝承館で行われた。人形歌舞伎の創始者菅野常次郎さんが建てた自宅が後に伝承館になったという築100年で、身動きできないくらいぎっしり100人が入場した。
出し物は三番そう叟、傾城阿波の鳴門ー巡礼歌の段、一谷嫩軍記ー熊谷陣屋の場、景色の四演目。
傾城阿波の鳴門の巡礼の娘がわが子おつるとわかりながら、泣く泣く追いやる母お弓のやりとりは会場の涙を誘った。2人の義太夫語りもすばらしいものだった。
菅野芳治現保存会長は創始者常次郎さんの孫、芳治さんの妹さんが義太夫語りの一人とこの地でこれだけの文化を守り通してこられた努力に感謝だった。
人形芝居は全国各地にあるが、人形と人の歌舞伎をこなすのは倉沢だけで人の歌舞伎は8月に上演されるという。楽しみ・・・
隣のかたとおしゃべりしたら、石鳥谷のかたで「小さい頃にうちに来たのを見たことがある。懐かしいので見に来た」と話していたが、神楽と同じように門付けして歩いていたらしい・・・
築100年の伝承館で観るから一層すばらしくみえたかもしれないナー