丁印は江戸時代後期に、盛岡23丁の町割りが固まったのを記念し、それぞれ丁印をつくり八幡宮に奉納したのが始まりだという。明治の大火でほとんどが消失してしまったが、鉈屋町・川原町と紺屋町の2台が残っているという。
今回の里帰りした川原町と鉈屋町が合同で作ったもので、40年ほど盛岡市の中央公民館に展示されていたが下町資料館が開館20周年にあたる今年地元町内会が要望して実現したという。
丁印は中国の政治家司馬温公が幼少の頃、瓶に落ちた子どもを助けるために瓶をわった「人命尊重」の逸話を題材にしており、これがかつぎ屋形で曳き回されていたと思うと楽しくなる。きっと昔もお祭り好きの人が沢山いただろうナー
見返しは獅子牡丹の刺繍だが見事!
貴重な丁印は、市文化財指定されている。
中央公民館で見た時と違って、お蔵に飾られた丁印はとっても身近に、庶民的な感じがする。
下町資料館の開館日は4月~10月までだい2,3,4週の土日。入場無料
14,5日は、旧暦の雛祭りに合わせて、お蔵の雛祭りを開催する。