歴史てくてく㉑江戸時代から二百年の南部絵暦②

江戸時代から続く民俗資料「南部めくら暦」について一昨年一月にこのシリーズ⒑で取り上げたとき「続きをやってほしい」の声をいただいた。
 近年「めくら」は差別用語だと「絵暦」と名称を変えて使っているが、文盲の人たちがこの絵を読み解いて一年間生活していた歴史の証だと思う。
 今回はさっそく絵を中の段を下のほうに読んでいくことにする。
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☆塀と背に井桁で平成重箱が2個と●が8個で28年。今年の干支が猿。
☆2段目の右は木と剣、鑯(せん)が2本、百文銭が7本、●と▼が6個で紀元2,676年。
☆中が明の方(恵方)巳と午の間(南南東)の方向が大吉の年。
☆左は葉と旗の乳(ち)と馬で、はちうま(初午)で農家は豊年満作を、商家は商売繁盛をお稲荷さんに祈願する日。サイコロは月を示し12、重箱が2個で⒛、●が8個で前12月28日と重箱が二つ●が6つで2月6日。
☆3段目の右が庚申ー60日毎に廻ってくる庚申の夜庚申様を祭る行事。1年に6回前後ある。猿3匹の掛け軸で表す。サイコロの目の数が月、その下が日にちの数。☆左が甲子ー庚申の4日後に廻ってくる甲子(きのえね)の日は大黒様に作物の豊作や商売繁盛を大黒様に祈る日。大黒天を祀り祈る人で表している。
☆4段目 社日ー彼岸の中日に近い戊の日に神社にお参りし、春には五穀豊穣を、秋には収穫を感謝する。日にちは先の方法でー。
彼岸の入りー団子で表している。続きはまたの機会に。
       (浦川陽子)
by yoko1939 | 2016-01-17 14:19 | 歴史てくてく | Comments(0)

盛岡のまちと暮らし、岩手の自然を楽しむレポート


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