古いお雛様から手作り変わりびなまでものすごい数のお雛様が並んでいる。
最近「仕丁」雛がお気に入り・・・なんと8組もあった。
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やっぱりこの仕丁が最もお気に入りだ。
親戚の方が始末したいと相談されて他のひな人形と一緒に南昌荘に寄贈してもらったものだが、3人とも上を向いており、「怒り上戸」も「泣き上戸」もみんな笑っているように見える。この3人を見ていると、なんでもかんでも笑い飛ばせ!と楽しくなる不思議な人形だ。また来年会いに来るからね・・・
ひな祭り文化普及会のホームページを見たら
「仕丁(しちょう)は五段目にを飾ります。袖の色のついた方を左右それぞれの外側になるように人形を置きます。ちり取りをもっている仕丁がまん中、向かって左に熊手、右に箒(ほうき)をもたせます。京風はまん中に沓台(くつだい)、左右に台笠と立傘をもった人形を飾ります。 右近(うこん)の橘(たちばな)を向って左に、左近の桜をむかって右に置きます」とあった。
さらに 仕丁とは
「徭役(ようえき)といって君主が必要性から住民を無報酬で働かせることの一種でした。大化改新後の律令制では,1里50戸につき2人,中央官庁などに3年交代で雑役夫として勤務しますが,食糧など一切は故郷の負担であったためかなりの負担となり評判はよくありませんでした。 地方からの労働者として宮廷の雑役係りをしていたのです。そんな事情もあって喜怒哀楽の感情が表現されているのでしょうか。ひな飾りの中では唯一庶民出身の白衣を着た三人一組、仕事が済んだあとは故郷の話に花が咲いたことでしょう」とある。なるほど・・・親しみを覚えるのはそんな苦労をしているお雛様だからなんだ。ますます好きになったナー