お祭り大好きなのに今年の秋祭りは残念ながら不在になる。せめて・・・と紺屋町の19年ぶりに復活したという丁印を見に出かけた。
江戸時代盛岡八幡宮祭礼行事に神輿の後に城下23町内から丁印と山車が参加し城下を練り歩いたという。「紙町鍛冶町丁印」は高さ3㍍、幅2.88㍍、奥行き3.04㍍で総黒漆塗り、表面は合掌組みの、唐破風(からはふう)造りで四本柱の御殿様式。飾りは金箔張の高欄をめぐらしている。人形は中国漢の功臣である張良が、黄石公から兵書を授かるという場である(紺屋町丁印保存会の説明書より)。屋台は江戸時代のもので人形は当時のものを復元したというが見事な修復だ。
今年市に寄贈された川原町鉈屋町の丁印(市指定文化財)は、当時のままの姿で中央公民館の郷土資料館に展示されているが、江戸時代の丁印が2台になったのはうれしい限りだ。