ところがバスに乗ろうとしたら、近所の停留所前の松島歯科医院の木にまつわりついたガガイモの実を見つけて大喜びしてしまった。バスを待っている人たちと一緒に、しばしガガイモの実の観賞した。実のなり初めが緑色でオクラみたいな形だが、だんだん茶色になってしぼんでいく乾燥すれば口をあける。その中には種を先につけてお行儀良く絹糸を並べたような姿だ。
もう少し口が開くと種の上に絹糸を広げて飛び立つ、その姿は妖精が飛んでるようで感動する。みなさんバス利用者だが「初めて見た」と言っている。
種が飛び立った後殻はきれいに二つに開く。
知ったかぶりで「この飛んでるものをケセランパサランというらしいよ」と言ったら、「違うよ、ケセランパサランは丸い」という方が2人もいた。私の知識が間違っていたらしい。そうなれば今度はケセランパサランを見てみたいものだ。