昨夜我が家では孫も含めてお気に入りの大沢温泉に泊まった。とはいっても宿泊料が安い菊水館だ。
茅葺きの屋根、ガラス窓と障子の部屋、お風呂は4カ所入れるが、3ヵ所は外に出て豊沢川にかかる橋を渡って山水閣の建物に行く。雪の中「寒ーい」と言いながらお風呂に入りにいくのも風情があって良いものだ。菊水館にはヒノキ風呂があるが欲張って風呂のはしごをするのが楽しみだ。
山水閣に入るとすぐに自炊部がある。廊下と部屋は障子だけ、布団やコタツは貸してくれるというが、みなさん10日や半月も湯治しているらしく一背負い持ってくるらしい。ご飯はお米を持ってきて炊いてもらうという。食料品は売店があり、作りたくなければ食堂もある。
自炊部は人気があるらしくいつも満員状況だという。
自炊部や日帰り入浴の玄関前には事務室と休憩室があるが、そこのテーブルがまた古くなつかしい。いまだ現役なのだ。小さい頃になじんでいたテーブルで何となく座りたくなってしまう。その前を通り過ぎて下に下りると山水閣。そこのお風呂は広くて半露天風呂。冬はガラスがはめ込まれてしまうが川向こうの山の春の新緑、秋の紅葉を見ながら温泉に浸かる気分は最高だが、冬の雪景色も良かった。
今回は新しく女性専用の露天風呂ができたと言うので楽しみにしていったが、狭くてちょっとがっかりだったが、湯質はとてもつるつるして気持ちよかった。
。そういえば母方の祖母が夏になれば毎年1ヶ月位湯治に来ており、病弱だった小学生の頃よく一緒に来ていたことを思い出した。昭和初期にタイムスリップしたような、ゆったりと過ごせる大沢温泉だ
東北放送の旅番組だろうか?テレビカメラに昨夜から度々ぶつかり、旅人は俳優の阿藤快さん。テレビと同じ顔だった。IBCで2月16日午後2時に放映されるそうだ。