枝垂桂は盛岡の珍木

先日シダレカツラを紹介したが、山と渓谷社の「日本の樹木」や「樹に咲く花」を見ても出てこない。不思議の思ってかって岩手大学農学部で教授だった永野正造先生にお聞きしら、どうやら盛岡の特殊な樹らしく一冊の本を貸してもらった。
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 「岩手植物自然史」という井上幸三氏が著者で発行が1991年4月1日岩手植物の会の発行によるもの。
 小見出しには「阿部善吉と南部枝垂桂」とあり、1930年9月26日岩手公園内の四方園で盆栽会が開かれ、北田親盛岡市長が、『盛岡にはどこにもない珍木がある。早急に培養するよう』叱咤激励したことを受けて、盛岡盆栽の会会員の阿部善吉が苦労に苦労を重ね接木で成功。約300本の接木苗を生産し、寺院や農業高校、市役所などに寄贈したという。

 納得!それで盛岡に枝垂桂の木が多いのだ。保存樹木の佐々木家の近所で生まれ育ったので子どもの頃から見慣れていた木が盛岡の珍木だなんて面白い話だ。永野先生の話によれば、昭和40年代に岩手日報に5回くらいの連載で詳しく掲載されたと言う。いつか探し出そう・・・

 阿部善吉は鉈屋町生まれ、功績を讃えて永泉寺に顕彰碑が建てられているというが、今まで全然気がつかなかったナー
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 ところで枝垂桂どこにあるのか?岩手公園はすぐ浮かんだ。公園みどり課に聞いたら市道の街路樹として9本もあるという。みたけ緑道に8本、大通りにあるというので飛んでいった。映画館通りとの交差点の東側に1本だけ。気がつかないのも当たり前。大きくならないよう良く剪定されている。かわいそう・・・
 でも・・なぜ、ここに1本だけあるのかネー、盛岡の木がカツラの木だから、中心地に1本だけ植えたのかナ?当分、しだれ桂の木にはまってしまいそうー。


 
by yoko1939 | 2008-02-21 22:59 | 盛岡を楽しむ | Comments(0)