用事で中央公民館へ。秋晴れの天気に誘われ庭園を一周した。
説明板によると、この地は江戸前期に薬草栽培をしており「御薬園」と呼ばれていたが、その後廃止され御殿、御茶屋、能舞台など建てられ、奇岩・珍木を集めた大規模な庭園が造られた。
江戸後期には、藩学校「明義堂」の講義所を設置。
***人材を育てる重要な役割をしてたんだー***
ところが、明治の変革で建物、庭園は取り壊されたと言います。***残念だったナー**
現在の建物と庭園は南部伯爵家別邸として、明治41年に作られたもの。
昭和30年公民館として使用されていたが、昭和55年中央公民館新築の際に一部取り壊され、現在は公民館別館として使用されている。
一時は結婚式場として盛んに利用されていた時代もあった。
残っている建物は非常に面白い。玄関に向かって左側が日本建築。
右側が洋館風なのだ。
この部分は中も洋間になっている。
車の出口付近にあるモクゲンジの木が実を付けていた。
袋状になった実の中に黒い種が入っている。はじめてみたときは不思議な実の付け方をするものだと感心したが、この黒い種は数珠だまになるそうだ。
そういえばこの木はお寺で良く見る。