鉈屋町界隈の盛岡町家のお正月
町家の門松、松飾・・・幼い頃お正月の準備で松飾に飾るごへいそくを作るのが
おばあさんと子どもたちの仕事だった。
神棚もお色直しをしてお正月の飾りつけがされ、1年間で一番華やかな装いと
なっている。
神棚もそれぞれの家で違っているが、正月飾も違っている。
魚屋だった昭和の町家の神棚
大きいお供えには松も、干し柿、イチョウノ実などの添えられている。
座敷の床の間もお正月
麹屋の明治の町家の神棚。正月飾もしきたりを守っているという。
昨日時間無くてお訪ねできなかった明治の町家へ・・・
「お正月飾はもうおろしたよ」と・・・思い出した・・・子どもの頃朝お雑煮だった
ような気がするが・・・朝食べたらお正月飾は下ろしてしまうのだった。
それをお供えだけは戻してもらって写真を撮らせてもらった。これに松飾が
添えられていたのだ。
こちらの神棚は2階建てとなっている。「乾物屋の卸屋の神棚なのよ」と説明
いただいた。どうやらご商売によって神棚もちがうらしい。
お供えに添える串刺しの干し柿とえびやイチョウの実などのいろんな木の
実がセットになっている・・・「森さんから買ったの」。「エーセットになって売って
るの?」さすがに鉈屋町界隈の八百屋さんだ・・・ものすごく感心してしまった。