松本源蔵さんの人気はすごい!
明治の町家大慈清水御休み処があふれた!!!90人近い方々が来て下
さった。
どうしよう?用意していた手づくりの甘酒も足りなくなった!。
20人以上の方々に珈琲を飲んでいただき難を乗り越えた。うれしい悲鳴
だった。
松本源蔵さんが書かれた「わたしの盛岡」を朗読。本物の盛岡弁でのお話は
人をひきつける。
源蔵さんが小学校の頃の学校の様子、結核の友達の見舞いしたことや弁当
を持って来れなかった友達のこと、お年越しの貧しい食卓がお母さんの一言で
豊かな食卓に変わった話、舟っこ流しの時の子どもたちの様子など人に対す
る優しさが伝わってくる。
盛岡弁での静かな語り口は、情景が浮かんで来て、聞いている人たちを幸せにしてくれる。
一話、一話に拍手が送られるが、それがなんとも暖かな拍手なのだ。
明治の町家で聞く松本源蔵さんのお話は、舞台で聞くより話が生きて聞こえた。
いつまでもいつまでも聞いていたいと思わせるものだった。
松本源蔵さんは、カメラのキクヤをたちあげた本来写真家だ。
県写真連盟顧問会長、県文化芸術会長をやっておられる。暮れの文士劇に
盛岡弁を持ち込んだ人。
コマーシャルで私がいただいた1981年の県芸術祭に出展された「ザ・ロング
ロングヘア」の写真を紹介させてもらった。