Mさんが手配してくれた大型タクシーで伝承園ーふるさと村ーカッパ淵ーたかむる水光園と歩いたが、大型バス用の観光施設という感じで、3つの施設が同じようにしか見えなかったが、いろんな発見があって楽しかった。
伝承園は立派な曲家が集められていた。
こびるの家が茅葺き屋根の葺き替えが行われていた。仕事は地元の建設会社だが材料と職人6人が青森から来ているという。岩手では出来る人いないのかな?
なんと天地人のロケがここで行われたとのこと9月20日放映だという・・忘れないように・・・・・
ふるさと村では曲家で蚕を飼っていた。なつかしい光景。
そして・・・地元のおばちゃんたちの手づくりしながら数珠球のネックレスとイグサの物入れを販売をしていた。素朴な手づくりにひかれて買い込んだ。同行者たちも数珠だまのネックレスを買った。なにせ300円。
そしたら、おばちゃんがおまけに数珠だまの種をくれた。草の実なそうで、今から植えてもいいという・・・秋が楽しみ・・・
かっぱ淵ではみなさんの足を止めてスケッチ・・・
たかむろ水光園ではお風呂に入り、ジンギスカンで食事。そして待望の「どぶろく」を飲んだ。1泊の目的だった。
次の日は五百羅漢へ・・・大慈寺の義山和尚が天明の大飢饉で餓死した数千人の霊を供養するため自然石に500一体一体顔を5年間かけて刻んだという。
苔むしているが全部顔が違っており、明らかに子どもの顔と思えるものもある。やっと遠野に来たという実感。
町中に戻り、城下町史料館へ・・・こじんまりしていて盛岡の南部より古い遠野の歴史をゆっくり勉強できた。
「八坂神社所蔵」というものが何点かあり、疑問?聞いたら隣の個人所有の八坂神社だという。この場所に蔵がいくつもあったというが、まったく新しく作った蔵が並んで「蔵の道」を作っている。なんか趣が無い・・・
面白いものを見つけた。杉原千畝・幸子夫妻の碑だ。尊敬する1人だが、第2次世界大戦中リトアニア日本領事館に押しかけるナチス・ドイツの迫害を受けて逃げ回っていたユダヤの難民6000人にビザを発給した人だ。政府にそむいての行為だったため名誉回復したのはつい最近のことだ。
幸子夫人の父親が遠野出身だったとのこと。この碑は平成16年9月に建てられている。
蔵のまちギャラリーでは、有名な漫画家たちの色紙展が行われており、水木しげるさんのカッパの絵を模写・・・。
ゆっくり遠野を楽しんだ2日間だった。
帰りの電車で大慈寺は盛岡か遠野か論争となった。私は慣れ親しんでいる盛岡の大慈寺しかないと思っていたのだ・・・が。
帰ってからインターネットで調べたら・・あった!遠野にも大慈寺があった!!南部家の菩提寺で大工町にあるという・・・
旅は勉強だね・・・