上野道善さんは、東大寺二月堂で行われている「お水取り」について、人々が日常犯しているさまざまな過ちを、二月堂本尊の十一面観音菩薩の前でざんげするとともに、国家鎮護や世界平和を願ってやっている。東大寺は2度消失しているが「お水取り」は一度も途絶えることなく今年で1261回となる。「地域の特徴を生かした復興を成し遂げ、故郷を守っていくためにも、伝統芸能の伝承は大切」強調した。
最近、東大寺のとりこになっている私にとって、東大寺第219代の別当、同宗管長もやられた上野さんのお話は心にしみるものだった。
シンポジウムは上野さん、大船渡市浦浜念仏剣舞会長の古水力さん、盛岡大学教授の橋本裕之さんの3人と岩手日報論説委員の村井康典さんの進行で行われたが、道具も流され、多くの支援で復旧できたが、剣舞は自粛すべきとのチラシもまわったが例年通り、入り盆を迎えた各戸を回って念仏剣舞を舞い、どこでも暖かく迎えられた」という古水さんの発言が印象深かった。
郷土芸能実演では、三陸町越喜来地区に江戸中期から伝わる浦浜念仏剣舞は、剣舞の中で踊り手が1人1人焼香する場面がありびっくりした。暮らしの中から生まれた剣舞なんだという実感だった。子供たちも加わって微笑ましい剣舞になった。
釜石市鵜住居に伝わる鵜住居虎舞も保存会のみなさんが笛、太鼓、鐘に合わせ勇壮な虎舞にパワーをもらったがーやはり被災され、立ち上がるまで苦労をしておられた。笛担当の方は、高校1年の娘さんと母親を失いまったく笛を吹けなくなった時期があったが、祝いの笛を供養の笛にして吹き始めたことが紹介された。
東大寺の上野さんが「復興はそこに根付いている生活や文化が廃れては、本当の復興とは言えない」と言われていたが、伝統芸能を復活されているみなさんに心から拍手を送りたい。「今日は本当にありがとう」
開会前に行われた虎舞体験を見ていたら目の前に虎舞についていた鈴が転がってきた。終わってから届けたら「お守りですから差し上げます」とっても良い音色の鈴だった。釜石と絆の鈴になった。
はじめまして。鵜住居虎舞の笛吹です。
鈴をお届けいただいた時にお話させて頂きました。
偶然ブログを拝見し立ち寄らせて頂きました。
先日は悪天候の中会場まで足をお運び頂きありがとうございました。
そしてHPでの当団体のご紹介、感謝申し上げます。
私も普段は盛岡に滞在しております。
今後も鵜住居虎舞をよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。次の日の岩手日報の記事を見て笛吹さんの思いが伝わり胸が熱くなりました。
被災地を最初に訪れたのが鵜住居でした。、被災した方々に申し訳ないような気がしてどうしても足を踏み入れることができませんでした。
小佐野にいる妹に食料を届けながら、鵜住居に案内してもらい、何もない鵜住居の姿にふれて被害の大きさを実感しました。
私たちはほとんど普通の生活に戻りましたが被災地の復興はまだまだですよね。いつも私に何ができるのかな?と心の片隅で思い続けています。
鵜住居虎舞と浦浜念仏剣舞の皆さんが困難を乗り越えて元気に舞を披露していただいたことは本当にうれしかったし、元気をもらいました。
供養の笛が祝いの笛になるまで応援し続けます。
こんにちは。
絆になった鈴を大切にして頂き、本当にありがとうございました。
ご姉妹も釜石にいらしたんですね。
こうして被災地のことを思って頂く方がいると
思うだけで前に進む気持ちになれます。
今回の震災ではたくさんの方に助けていただきました。
県民会館でも、公演後に皆様からお声をかけて頂いたり
郷土芸能をやっていることで、こうして鈴がきっかけで
またひとつの絆ができました。
この絆を大切にしながら今後も精進してまいります。
本当にありがとうございました。
被災地の元気の源になってください。鵜住居で舞われるときは駆け付けたいです。ぜひお知らせください。
ご無沙汰しております。
3月の県民会館ではお世話になりました。
今週末ですが、鵜住居ではございませんが舞台で舞うことに
なりましたのでお知らせします。
23日ですが東京の国立劇場で、被災地からの郷土芸能として
舞うことになりました。明日東京へ向かいます。
8月の釜石でも、まだ確定ではございませんが
お盆前に舞う機会があるかもしれません。
情報がわかり次第お知らせいたします。
8月の釜石だったら日程が重ならなければいけると思います。
おはようございます。
国立劇場では全席が2ヶ月ほど前に完売だったようで
トップバッターとして気持ちを込めて踊らせて頂きました。
鵜住居関係者だけではなく、客席にはきっと釜石の方
また虎舞にご縁のあった方、昔を懐かしみ足を運んで
くださった方もご覧になっていると思い自然に気持ちが入りました。
客席では涙を流しながらみている方もおりました。
震災後、自分も涙もろくなっていますが
今は郷土芸能に助けられ、笛を吹けることに感謝し
何とか過ごしております。
大変恐縮ですが、釜石での公演が決まりましたら
またお知らせいたします。
東北地方も梅雨明けしましたね!
8月の公演日程が決まりましたのでお知らせいたします。
8/5(日)北上市
北上芸能まつり
時間は夕方5時過ぎくらいからかと
すみません。会場はおそらく北上市内の特設かと思います。
8/11(土)釜石市にて時間は不明
釜石の特設ステージかと思います。
詳細の時間等は再度確認できましたら
お知らせいたします。
ご無沙汰しております。
盛岡での郷土芸能祭参加のお知らせです。
3月17日(日)都南のキャラホールで開催の芸能祭に
鵜住居虎舞の参加が決まりました。
盛岡の開催でしたのでお知らせいたします。
お知らせいただいてもなかなか行けずすみませんでした。
昨年県民会館に一緒に行った友人は、平泉で見てきたそうです。今回はもっとたくさんの方に声をかけてみます。
もうすぐ2年になりますね・・・
こんにちは。
ご友人の方は平泉でご覧頂いたんですね?
ありがとうございました。
3/17はキャラホールでお待ちしております。
2月に入り鵜住居では三回忌の法要を営むところが多く
この2週間は毎週鵜住居へ戻っております。
気がつけば2年になります。
娘の母校では、クラスメートと学校側のご配慮で
卒業証書を出して頂く事になり3/1は卒業式へ参列
3/2は、娘が生きていれば18歳の誕生日でした。
同日に三回忌も執り行い、母親と一緒に供養したいと思っています。
大好きだった笛の音、いつも娘は側で聴いていると思っています。
少しですが前を向いております。
悔しい気持ちを新たにされておられるのではないかと胸がいっぱいです。
昨年の岩手日報の記事を取り出して読み直しました。最後まで読み切れません・・・・
娘さんやお母さんへの供養の笛が聞こえてくるようでした。
10年20年と多くの人たちが大震災を忘れさせないためにも笛を吹き続けてください。
17日は友人たちを誘っていきます。
シンポジウムも参加してメンバーのほとんどが仮設住宅暮らしと聞いて、いろんな困難を乗り越えながら舞っていらっしゃるんだと思いました。
本当にご苦労様でした。これからもいくつもの壁を乗り越えなければなりませんね。
テレビを見て卒業式で美沙紀さんの名前が呼ばれたとき同級生の皆さんが「ハイ」との返事でみなさんの気持ちがジーンと伝わってきました。伝わった気持ちがお花になりました。
震災後、9月から団体として活動を再開して
全国の皆様からたくさんのご支援、励ましをいただきました。
そのたくさんの想いを胸に、会員一同踊らせていただいております。
それぞれが、震災前とは違う気持ちで踊っているのは
間違いありません。
きっとあの場所にも娘は居たと思っています。
いつもお父さんと一緒ですから。
今度墓参りに行って娘に報告したいと思います。
本当にありがとうございました。
また公演の機会がありましたらお知らせいたします!
本当に不思議です。今日友人の家に昼食を御呼ばれしてきたのですが 、「あんたに見せようと思ってた」と朝日新聞の「3・11その時 そして」の切り抜きを今日までの分を渡されたのです。すぐに読みました。3・11とその後のすざましい日々、そして美沙紀さんへの想いが伝わってきました。
友人は、わたしが朝日新聞をとっていないことを知ってて保存しててくれたのです。3月17日のキャラホールの公演に一緒に行ってくれた友人ですので、「大変だったんだねー」としばらく想いを共にし連載が終わるまで切り抜いてもらうことを約束して家に帰ったのが5時ころでした。
夫が「議会事務局から電話あり、電話するように」との伝言。すぐに電話すると、なんと笛吹さんが訪ねてくださったということでした。
びっくり!!でした・・・。美沙紀さんが繋いでくれたのでしょうか?こんなことがあるんですねーー
明日議会事務局に行ってきます。とりあえずこれが一番早い方法かな~と書き込みました。