東京駅から真っ直ぐ谷中の全生庵へ盛岡のもう一つの時鍾を見に行った。(13日分)
全生庵の近くにいせ辰があり魅力的な千代紙がいっぱいだったが、千代紙の柄の手ぬぐいを手に入れた。谷中銀座も素通りし、急いで亀戸へ。
ランチ時間が終わってしまいそう・・・急いで升本本店へ。
亀戸大根を復活させ大根を使ったランチを出してくれるという。
あさりめしはあさり鍋(あさり、亀戸大根、旬の野菜にうどん煮込んである)ご飯に掛けて食べる。サミい時期に最高!大根ステックやたまり付けも美味しかった。
あさりせいろ飯には大根ステーキがつく。大根づくしのランチだった。満足!!
お店の前には亀戸大根があった。パンフレットを見たら、江戸時代から栽培されるようになった日本一小さな大根で昭和の全国が開発された時代に途絶えてしまったが、升本本店が復活させたという。種をまくのは12月、寒い冬をよしずを立てて越冬し、間引きを繰り返し寒さが残る早春が収穫時期だという。色白できめが細かく、甘みが強く、ビタミンCも豊富だという。
店の前に飾ってあった亀戸大根。う~~んと思い出した!!まだ畑をやっていた頃、植えるのが遅くなって大きくなれず、雪が降ってから掘り出した大根に似ていた。たしかあの大根も甘かったナー
350年の歴史を持つ亀戸天神社へ、学問の神様として有名だ。ちょうど梅まつりの最中で300本の梅が咲き誇り良い香りが漂っていた。梅の花にカメラを向けていたら「私を撮って!」というタイミングでウグイスが飛んできた。傑作が撮れた。と思ったらメジロだった。ウグイスの鳴き声と共に現れたのですっかりだまされた。
スカイツリーと天神さんがツーショットで撮れるのも人気。
太鼓橋2つも渡って本堂に着く仕組み。梅の香りに酔いながらゆっくり梅見をしてきた。
14日、ホテルから歩いて築地市場へ向かう。本堂の扉の上にはステンドグラスがしつらえてあり、中に入ったらパイプオルガンがある。頭が混乱してパンフレットを見直すと、「浄土真宗本願寺派の直轄寺院で西本願寺の別院として建てられた」と書いてある。やっぱりお寺だよね。
本堂の中で案内の女性ボランティアさんが「盛岡から来た」というと「大震災の時支援へ行って盛岡にも言った。今どうですか?」と訊ねられた。いろんな方々から支援を頂いていたんだよね。ありがとうという思いがあふれた。
築地市場へ・・・前回は魚市場に入り込んで思わず魚を買ってしまい失敗したので、今回は捜し歩いて野菜の方へーー10時もとっくに過ぎているが、まだ開けている店があり珍しい果物を買ったり、目が釘づけになったのは菅原文太の無農薬野菜水菜とサラダ小松菜どちらも50円。持って帰れないので2把づつそれでもどちらのお店でも伝票切ってくれた。文太さんの遺志を継いでがんばっているんだーー
市場のおじさんに「場外市場はどこ?」と聞くと丁寧に教えてくれ「そこに魚がしもあるよ」と教えられ「魚河岸」によったら、生のトロのお寿司4巻で500円。しかも3階で食べれるところがあるという。確かに!美味しかった!!
場外市場は人・人・人・・・疲れ切った。
また、市場のおじさんに「東京駅に行くにはどこへ行けばいいですか?」と聞く。「大きな道路に出てバスで行けばいいよ」と教えてもらった。
どのおじさんも若者も市場の人たちは親切だった。下町の雰囲気がある。これが市場の人たちが言う築地の雰囲気なのかな?豊洲市場移転の紛争などちらりとも感じない。今を生きるという粋を感じてきた。来てよかった。
せっかくおじさんが教えてくれたバス停と反対へ行って勝鬨橋を渡った。橋の上から築地市場を眺め、
こんな景色も眺め、バス停を一つ先から乗り、無事に東京駅南口へ到着。
2日目は千葉の娘は風邪でダウン・・・予定があってないようなのんびりした、東京の下町を歩きつくした旅だった。