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盛岡のまちと暮らし、岩手の自然を楽しむレポート


by yoko1939
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ヒロシマの心を世界に発信する青年たちに感動!


 日本女性会議の一日目は分科会。男女共同参画社会を求めて全国から3,500人が参加し、福祉、子育て支援、女性と政治参加など16分科会あったが、はじめての歩く分科会「山陽西国街道探訪」に参加。被爆下にもかかわらず歴史の跡が残っていた。再現したのだろうか?
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 同時にいたるところに被爆の痕も残っている。名園として知られる「縮景園」は、原爆で壊滅状態になり、避難所となって名園の跡形も無かったが復元されたものだ。池の中央にかけられている跨虹橋(ここうきょう)は爆風で飛ばされたが唯一残ったものだという。
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 世界平和記念聖堂は、当時の教会の神父さんが原爆でなくなられた方々の追悼と慰霊のため、世界の友情と平和のシンボルとして祈念聖堂を建てる決意をし世界中から応援を受けて建設したというもので、すばらしい建物だった。
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2日目の8時から平和記念公園内原爆死没者慰霊碑の前で、大会参加者による原爆死没者への献花が行われた。





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 全体会のオープニングは崇徳高校グリークラブによる男性合唱だった、被爆して復元させたピアノを使っての伴奏に感動した。


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 シンポジウムは「平和を創りだす若者たち」~ヒロシマから世界へ発信~のテーマで3人の34歳の女性がパネリストとなった。野上由美子さんは、草の根運動でアメリカ、イギリスを中心にヒロシマ・ナガサキの実相を講演して歩いている。荊尾 遥さんは、「9条世界会議」日本実行委員。世界各国の平和の会議でヒロシマの実相を話し合っていると報告。森田裕美さんは中国新聞記者で、世界の被爆の実相を書き続けて来た中の一つマーシャル諸島ビキニ環礁でのアメリカによる核実験の被害者の実態を報告。3人とも小中高同じ学校で、平和教育を受けたことがその後の生き方に大きく影響しているというのが共通していた。ヒロシマの心を世界に発信しているすばらしい青年だった。
 日本女性会議は開催地の市が主催するのが通例だが、市のOKが出ないため民間が主体となっての開催ははじめてで主催者の苦労が伺われる。質素だが広島らしさがいたるところにちりばめたとても良い会議だった。
 
by yoko1939 | 2007-10-20 21:40 | 木木レポート | Comments(0)