盛岡女性の船の会が主催する・阿部みどり・音楽と共にー歌から見える風景ーがおでってホールで開かれ参加した。西部公民館で教育指導員として童謡唱歌教室を主宰している阿部みどりさんが童謡や唱歌の出来た背景や作者の心境などを紹介しながら会場に向って指揮をし、会場の参加者が歌う仕組みで、みんな作った人の気持ちになって歌うので すばらしい大合唱になっていた。その合間に紹介されたのが「日本童謡の会」の「好きな童謡」のアンケート結果。1位が赤トンボ、2位故郷(ふるさと)3位赤い靴、4位みかんの花咲く丘、5位夕焼け小焼け、6位七つの子、7位ぞうさん、8位月の砂漠、9位しゃぼん玉、10位里の秋ということ。
阿部みどりさんのお話は慣れ親しんできた童謡が作られた背景についてほとんど知らずに歌ってきたものばかり、特に衝撃は「かあさんの歌」だった。窪田聡作詞・作曲だが、窪田は早稲田大学に合格し入学金をもったまま家出し、うたごえ運動に参加し日本共産党に入党。職を転々としながら生活をしていたところに、母親から郵便小包が届き、その思いを歌にしたという。うたごえ運動が盛んな若い頃ずいぶん歌ったし、大好きな歌の一つだがこんなこと初めて知ったー。今日は楽しく、得をした、そして「かあさんの歌」がもっと好きになった。