地元の方と一緒になって、全体会の会場山の上にある愛媛県歴史文化博物館に歩いて登る。立派な博物館だ。地元の方は「県会議員が引っ張ってきたが県の端っこにあるので入場者が少なくて大変なんです」と説明してくれた。
オープニングは高校生のお琴の演奏。全国優勝しているという。中学生も文部大臣賞という。ここにも文化の香り・・・
大気博志実行委員会は茶人ということで着物を着てのご挨拶。主催者挨拶にたった全国町並み保存連盟の前野まさる理事長からは「町並みゼミを文化庁が初めて後援してくれた」ことが報告された。31年かかったことになる。
昨日の7つの分科会報告の後、卯之町からの報告。全国大会開くまで紆余曲折があったらしい・・・がまち並み保存の歴史は古い。「宇和・中町を守る会」はすでに昭和58年に全国町並み保存連盟に加盟。小学校の保存、移転や伝建地区への調査、各種シンポジウムなどなど重ねている。19年8月に中町を守る会を解散し、地域ネット研究会UWAを発足し、全国大会の準備に入っている。
午後からの、各地からの報告では、盛岡まち並み塾から渡辺敏男さんが報告。その他来年の全国大会開催地の千葉の小野川と佐原の町並みを考える会、長崎県平戸市あづち大島たからもんの会、岐阜県飛騨市飛騨観光協会、石川県加賀市暦町センター大聖寺、栃木市の栃木蔵街暖簾会、長野県南木曽町の妻籠を愛する会、広島県福山市鞆まちづくり工房から報告。
四国からの報告は、内子町、徳島県脇町、徳島県三好市落合伝建地区、愛媛県宇和島市岩松の町、宇和島市段畑を守ろう会、香川県東かがわ市引田まち並み保存会から報告。
終了後、ブロック別会議では東北・北海道ブロックはたった5人。盛岡大会の準備状況の報告などだけで早々に終わり。
その後、松屋旅館で全体交流会。全国の有名な町並みの方々と名刺交換が盛ん。
それにしてもすごーくきつい日程だ。昼休みもお弁当食べながら部門別交流会。朝から夜までの日程は盛りだくさん。主催者は大変だろうな・・・と2年後が心配になる。
でも、
昼休みの草もちの「お接待」はうれしかった・・・
13日全体会・・
9時開会で2時間「地域遺産を考えたまちづくりのこれから」のテーマで西村幸夫東京大学院教授、後藤治工学院大学教授、溝渕博彦高知県教委文化財保護課長補佐の3人によるゼミ討議。
千葉県佐原の代表が全国町並み連盟の旗を受け取った。来年は盛岡が受け取る番だ。運営についても何かと気になって、いつもの気楽な参加と違った。
今回の参加者はのべ1000人、実質500人という小規模だったが少ないだけに何かと心配りが行き届いた大会だった。若い方々と女性の活躍がめだった。
ごくろうさん!ありがとう!!