1日から30日まで大慈清水お休み処ギャラリーで、稲川悟写真展「ダムと根田茂の四季」が行われている。(水曜定休日10時~17時)
稲川さんからお話を聞いた。。簗川ダム建設のため根田茂の風景画すっかり変わってしまった。失われてしまった田んぼや木の橋、家など四季の風景。高舘剣毎はお盆の時にお墓の前で踊る墓念仏供養など貴重な写真。
特に気に入ったのがワラビの向こうに自生のアヤメの群落がうっすらと写っている写真。 自生のアヤメ園を写した写真だ。ダムに沈むということで移植したが、さっぱり咲かなくなってしまったのだ。
案内状に使ったこの風景は作者が一番気に入っているという。失われてしまった風景だそうだ。
展示はしているが額には入れたくないという写真が2枚。ダムのため移転する家が壊されている写真と更地になってしまった跡地の写真。
お墓の前での踊りは、部落以外の人は絶対入れないという。何度もお願いして写させてもらったという。踊り手も集団移転で少なくなっており継承できるかどうか?という。
稲川さんはこの風景を残したいという思いで写真を撮り続けて来た。何回も岩手日報の声の欄に「ダム建設はやめてほしい」と訴えている。
06年には「せせらぎの詩」との題で秘められた伝説の記録のサブテーマで根田茂の写真集を出版した。
根太茂への思いがあふれている写真ばかりだ。多くの人に見てもらいたい
〒020-0004 盛岡市山岸1-2-46 TEL019-653-6480
http://heartland.geocities.jp/yfkvh857/index.html
せせらぎの詩を購入することもできます。