築100年の明治の町家「大慈清水お休み処」には定員をオーバーの71人の
観客が押し寄せた。
早池峰神楽岳流「浮田神楽公演」は大成功!!!
浮田神楽のメンバーは鳥舞を舞った高校生二人を含め11人。
演目は「鳥舞」「山の神舞」天降りの舞」「天女の舞」「天王の舞」『権現舞」予定
時間を1時間近くも上回る熱演だった。
浮田神楽は、国指定重要無形民俗文化財「岳神楽」の直弟子神楽だ。
1916ねん(大正5年)岳神楽の伊藤巳太郎師匠より浮田神楽の発起人の
阿部藤蔵氏と佐々木忠孝氏が舞一切の免許皆伝した。
現保存会代表佐々木孝男さんは発起人佐々木忠孝さんの孫。父親の孝さん
は後援会の庶務会計を務め、岳神楽から大正5年に授かった巻物を保管して
おり、三代にわたっ
て浮田神楽を支えてきた。
浮田神楽は岳神楽から伝授された舞型を崩すことなく舞い納めてきた。
これは、101歳でいまだ現役の小菅金蔵師匠が幾度も岳まで歩いて習得
した「神楽への強い執念」をもって指導している。
浮田神楽のふるさとは、花巻市東和町の南西部に位置し、戸数170戸の
農村地帯。
隣町大迫町の早池峰山は、かって一大霊場として修験者にぎわっていた。
この早池峰岳神楽の流れを汲む浮田神楽は戦時中も途絶えることなく92年
の歴史を持つ。
演目が終わるたびに観客席からは大きな拍手が送られ、「すばらしかった」
「感動した」「昔は良く見ていたがこんなにすばらしいものだったかと再認識し
た」「狭い舞台で大きな舞をしている。舞いこなしているからできるだのだね」
「この町家と神楽がよくマッチして他所では味わえない神楽だった」など絶賛
の声を寄せていただいた。
浮田神楽の方々からも「とてもすばらしい会場で舞うことが出来た」「女性の
みなさんの運営がすばらしい」とお褒めの声も・・・うれしかった。
9月に東和町の農家を癒しの家にして春から秋暮らしておられるKさんの
お招きで熊野神社のお祭りで奉納神楽を観に行ったのがご縁だった
そのときに行ったまち並み塾のスタッフと大慈清水お休み処のボランティア
一同が浮田神楽にすっかりほれ込んでしまった。お休み処で「浮田神楽」を
演舞してもらおうと一生懸命の取り組みをした。
情熱の取り組みがみなさんに伝わった・・・
夜はとっても美味しいお酒が飲めた。
真剣に舞っていると、見る方も緊張して見ます。一人で何十分も、体力あるんですね。鍛えているんですね。